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お題: 第二回講演会「性同一性障害と戸籍」
日時: 2008年4月6日(日)
場所: 総評会館 2階大会議室
主催: オフィス然nature
講師: 大島俊之(九州国際大学法学部教授 弁護士)/ 針間克己(精神科医)

参加者: 川越サークル 1名 および 樋口卓子(記)

 

大島先生の講演
2007末現在まで840名の許可があった。
 却下13件(多くは子供のいる人)
 取り下げ31件
 その他1件
であった。

大解決 → 特例法 (立法的解決)
中解決 → パスポートの性別表記など SRSを受ける前の生活上の困難の解決 (行政的解決)
小解決 → 名の変更 (司法的解決)

同性婚については、多くの国でシビルユニオン法 パートナーシップ法などの形で結婚と同じメリットを与える制度がある。
ただし同性の結婚は世界的にも難しい。

 

針間先生の講演
FTMのSRSについて2007年になって内摘が増えた。
内摘で性別変更が可能になったことから、尿道延長 や陰茎形成は減ってきている。
海外SRS向けに診断書が書けるようにガイドラインをバージョンアップしようとしたが以下の理由で見送られた。
・海外医療機関で事故が起きた場合に判定委員会では責任を負えない
・術後のフォローの責任が不明確である
・リスクマネジメントの点から厳しい
・判定会議に参加している医師が経営する病院以外の病院でのSRSではモチベーションがあがらない

質疑応答
Q. 判定会議に参加している医師が経営する病院以外の病院でのSRSではモチベーションがあがらないとのことであるが、例えば国内での第三者の外科医にSRSを依頼したいというような場合、判定会議では判定してもらえないということか?
A. ガイドライン第三版では他の医療機関でのSRSでも可能ということになっているため、原理的には可能である。
ナグモクリニック判定会議ではナグモクリニックで判定し、赤心クリニックに内摘を依頼している。
赤心クリニックの医師がナグモクリニック判定会儀のメンバーになっている。

 

以上

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