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HOME  >  その他報告  >  各種講演会等の報告  >  原科先生謝恩会・高松先生慰労会報告(2007.7.7)
 
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 その他報告

お題 原科先生謝恩会・高松先生慰労会報告
日時 7月7日(土) 18:30 〜22:00
場所 AOYAMA ARUK

 

出席者
川越サークル 3名 + 樋口(記)

 

まず原科先生から現在の状況に至った経緯についてご説明がありました。
(埼玉医科大をお辞めになった経緯についてはこれまでと変わらないので省略)
1. 4月末までは客員教授として埼玉医科大に残り予約分のSRSを実施した。
2. 5月からは多摩の病院に移り予約分のSRSを継続している。
3. 多摩の病院でのSRSにはいろいろ問題があったが、原科先生の旧知の先生がいて受け入れてくれた。
ただし病院側の都合で月2回が限界になっている。
4. SクリニックでのSRSは病院上層部の反対で実現しなかった。

5. 後継者は高松先生以外に無いと考えている。
原科先生も68歳になられてできるだけ早く高松先生に任せたいと考えている。
(3月末までのことと推測)実際、原科先生の指導の下に高松先生が執刀している。

 

次に高松先生からお話がありました。
6. 当初は埼玉医科大でSRSを続けるつもりだった。
7. しかし予定していた原科先生の指導が得られなくなったうえ、各科の協力体制が不十分であったため、これでは患者に安全な医療が提供できないと考えて埼玉医科大を去ることになった。
8. 現在は休養で夏休みをいただいている。

 

来賓として虎井まさ衛さん 伊東聡さん 外山ひとみさん(ジャーナリスト) 木村先生(ヤスミクリニック院長)から原科先生 高松先生と埼玉医科大でのSRS医療の歩みについてお話をいただきました。

 

原科先生と高松先生には高砂席がセッティングされてましたが、山本蘭さんに「高松くんと二人で話しても仕方ない、皆のテーブルを周って話しをしたい」と仰り、場が和んだ頃に順番に席を移動して話をして頂きました。
FTMの方々が固まって座っていた席では、術後の合併症の説明とFTMの性器形成は大変なんだというお話をされていました。

 

以下、高松先生との個人的な質疑応答
Q. 原科先生から高松先生にSRSを引き継がれて術式の変更はありますか?
(原科先生の造膣の術式は肉を掘っていくのではなくて、メスで鋭角的に切開する術式

 

SRSに十分な経験がある外科医でなければ難しい術式)
A. 原科先生の術式(MTF)はもともとアメリカのトビー・メルツァー医師から学んだもので、タイのプリーチャ医師などと同じ術式です。
少なくともこの術式を完全に会得するまでは、この術式を変えるつもりはありません。 
 


その他
ヤスミクリニック木村先生から個人的に和田クリニックでのMTFSRS後の写真を見せていただいた。
和田クリニックは2回にわけてSRSを行うとのこと。
1回目の術後の写真では膣口から尿道海綿体がはみ出しているように見えた。
したがって1回目の術後では尿線が上を向いてしまいトイレに不都合があるらしい。
2回目の手術でこの部分を内側に縫いこんで?(詳細不明)形を整えるらいしい。
審美的には埼玉医科大のSRSよりよい印象を受けた。
皮膚には無理がかかっているようで白く壊死している部分があった。

 

所感
とても充実した会で予定の3時間はあっという間に過ぎてしまいました。
川越サークル代表?としてスピーチをお願いされましたが、緊張してうまくお話ができませんでした。
写真も撮りましたが会場が暗くてケータイのカメラではあまりうまく撮れませんでした。

 

謝辞
今回の謝恩会・慰労会はこれまであまり明らかになっていなかった、高松先生が埼玉医科大をお辞めになった経緯がはっきりしましたし、お二人の今後にかける熱意が伝わってきて、大変有意義な催しだったと思います。
このような催しを開催していただきましたgid.jp様に感謝いたします。

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