要望書(案)
以下の文書は5月上旬に埼玉医科大学学長宛に提出予定の要望書です。
当サークルでは現在この文章を校正中ですが、サークル会員以外の方でご意見などある方は、メニューの「ご意見お問合せ」ページにある専用フォームから送信してください。
要 望 書
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平成19年 月 日
埼玉医科大学学長
山内 俊雄 殿
題 名 埼玉医科大学総合医療センター 形成外科 における
性別適合手術の継続を求める要望について
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要望者 住所
(代表者)
氏名 印
要望者 別紙署名簿に記載
(代表者を除く)
要 旨
日頃より性同一性障害の医療の向上の為にご尽力頂き、心より感謝申し上げます。
さてこのたび、標記に関しまして早急に必要な医療の実施を求めたく、埼玉医科大学
学長にお願いがございます。
性同一性障害に対する医療としまして、以下に列挙しました実現可能な項目について、
実現くださいますようお願い申し上げます。
1.性別適合手術の実施の継続
2.十分な経験を積んだ医師による性別適合手術の実施
理 由
私達は、性同一性障害の当事者(以下 当事者)です。
1996年に「『性転換治療の臨床的研究』に関する審議経過と答申」が倫理委員会
より大学に提出され、性同一性障害に関する治療が開始されてから、これまで FTM63例,
MTF19名が埼玉医科大学において性別適合手術を受けました。
現在も数十名の当事者が判定委員会の判定を経て、形成外科での性別適合手術を待つ
状況となっております。
ところが本年3月、埼玉医科大学 総合医療センター 形成外科より、性別適合手術を
予約した患者に対し、諸事情により5月以降の性別適合手術の予約をキャンセルする旨
連絡がありました。
これまで埼玉医科大学における長年の性別適合手術の実績を信頼して、手術を待つ者
にとっては大きな衝撃でした。
手術を待つ者は、手術の日程にあわせ、勤務先に休職の申請等職業上さまざまなやり
くりをしながら、手術を待っているのが現状です。
また複数回の手術の中途にある者にとっては、途中で他病院へうつるということが困
難であるという現実と直面しております。
ゆえに、性同一性障害に対する医療と致しまして、要旨に列挙しました2つの実現可
能な事項について、早急に実現くださるようお願い申し上げます。
最後に、本要望につきましては、このような先進的取組みを一般にアピールする絶好
の機会になるものと確信しております。
以上